はなの病気
花粉症
花粉症とは
くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ(花粉症の四大症状)を引き起こす病気、病名で、植物の花粉により引き起こされるアレルギーです。春先に大量に飛散するスギの花粉が原因であるものが多いですが、ヒノキ科、ブタクサ、マツ、イネ科、ヨモギなども主な原因となります。花粉症を引き起こす植物は60種以上が報告されており、原因の花粉の種類を調べるには、病院での検査が有効です。
症状
症状としては、水様性鼻水、くしゃみ、鼻と目の掻痒感、鼻粘膜の蒼白性腫脹と鼻閉などが主な症状です。花粉と接触したあと数分ないし数時間以内に症状があらわれ、(アレルゲンによって時期は異なりますが、特定の季節に反復することが多く、鼻症状を繰り返すうちに、喘息発作が起こったり、便秘や下痢などの消化器系症状や片頭痛を伴うこともあります。
治療方法
まずはマスク、めがねなど原因となる花粉を避けるなど、原因の除去が第一です。その他に、抗ヒスタミン剤に代表される抗アレルギー薬の内服などが有効とされていますが、即効性がなく、花粉症シーズンが始まる半月くらい前からの内服が必要といわれています。即効性のあるものとして、ステロイド(副腎皮質ホルモン)剤がありますが、副作用の懸念が大きいため、局所吸引薬など、限定的な使用にとどめるべきという見方もあります。