くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ(花粉症の四大症状)を引き起こす病気、病名で、植物の花粉により引き起こされるアレルギーです。春先に大量に飛散するスギの花粉が原因であるものが多いですが、ヒノキ科、ブタクサ、マツ、イネ科、ヨモギなども主な原因となります。花粉症を引き起こす植物は60種以上が報告されており、原因の花粉の種類を調べるには、病院での検査が有効です。
アレルギー反応によって起こる鼻の粘膜の炎症です。アレルギー性鼻炎には主に「通年性」と「季節性」があり、後者の代表的なものに花粉症があります。空気が乾燥したり、温度差によってアレルギー症状がでることもあります。 アレルギー性鼻炎の原因となる抗原はたくさんありますが、特にダニ、ハウスダスト、カビなどが有名です。
ヒトの鼻の構造は、息を吸ったり吐いたりする鼻腔と、鼻腔に隣接する副鼻腔からなっています。鼻腔と副鼻腔は自然口という小さな穴で連絡しています。鼻の周囲の骨には4つの空洞(上顎洞、篩骨(しこつ)洞、前頭洞、蝶形骨洞)があり、これらは副鼻腔と呼ばれています。これらの副鼻腔に、細菌やウイルス感染などによって起こる急性の炎症を急性副鼻腔炎といいます。
一般に急性副鼻腔炎が治らずに長引いたり、繰り返したりすることによって3ヵ月以上症状が続いているもので、「蓄膿症」とも呼ばれます。慢性化する理由は、鼻と副鼻腔をつないでいる小さな穴が細菌感染により生じる粘膜のはれにより閉じられてしまい、副鼻腔にたまったうみが鼻腔に排泄されにくくなることにあります。引き起こされる症状は鼻づまりや鼻水、頭痛などさまざまです。
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