最近、新型コロナに罹患し、自宅待機期間中にもかかわらず、事前の電話連絡もなしに当院の受付へ直接来られ、問診票にコロナに罹患していると記載され、初めてコロナ罹患者と判明するといった事象がありました。国の方針で、新型コロナ罹患者は、発症後5日間の自宅療養待機が必要です。それを守らず、ふつうに来院されると、ほかの患者さんに感染させてしまう可能性があります。このような場合は、即刻自宅へ戻っていただきます。当たり前のことです。
 新型コロナ罹患者は、発熱患者と同じです。当院は、大阪府指定の検査・医療機関ですので、大阪府が大阪府民に周知している方針を採用し、発熱患者さんは、事前に電話連絡をいただくことになっています。電話連絡なく来院された場合は、自宅へ戻っていただくことにしています。

 発熱期間中に難聴を生じた、といった場合は、自宅療養待機期間が終了した翌日以降に受診してください。仮に突発性難聴であっても、発症から7日以内の治療開始であれば差はないとされています。自宅待機期間は5日間ですので、7日間より短いですね。なお、突発性難聴は、発症から7日以内の治療開始で、50~60%の治癒率とされています。
 聴力検査は、密閉した検査室で行います。小さい音を聞くため、検査室内には空調を備えることはできませんもし、新型コロナ罹患者の聴力検査をしてしまうと、その後数日は、聴力検査室を使用することができなくなってしまします。

 とにかく、院内にはたくさんの患者さんがいらっしゃいます。新型コロナを罹患された場合は、大阪府や国の方針を確認し、医療機関・院長の方針を守ってください
 なお、スタッフへの暴言、威喝などがあった場合には、カスハラがあったとして関係機関へ通報することもありますことを申し添えます。